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2018-09-17

【ヨーガの基礎知識】ヨーガの八支則とは?

ヨガの八支則

Foto-Rabe / Pixabay

一般的にヨーガというとアーサナ(ポーズ)や呼吸法をイメージする方が多いと思います。

しかし、ヨーガを継続していくと身体だけでなく、
心がスッカリ軽くなったり穏やかな感覚を
経験した方も多いのではないでしょうか?

ヨーガとは、アーサナや呼吸法だけを指すのではありません。
ヨーガという道具や手段を使って、幸せに生きていくための「生き方」であり、
客観的に「私と世界」を見ていく練習とも言えます。

考えを整えていくプロセスがヨーガの実践であり、
それにより自分の役割に気づき、調和的な選択をしながら社会に貢献しつつ
自分の内なる知性や幸せに気づいて、生きていく方法でもあります。

 

そこで今回は、ヨーガの思想、ヨーガの哲学を皆さんに身近に感じてもらおう!という事で、一番ポピュラーで、ヨーガをする人には必ず知っておいてほしい「ヨーガの八支則」について取り上げてみました。

こちらは「ヨーガスートラ」という紀元前後にパタンジャリという人がまとめた
超有名なヨーガの教典の一つです。経典というと、とてつもなく難しいものに感じるかもしれませんが、
『ヨーガスートラ』は、どのようにしてヨーガを実践していけば良いかをわかりやすく書いた実用書でもあります。

何千年も前にヨガを実践していた聖者たちの智恵が弟子に受け継がれて、
今現代に生きる私たちがそれを学んでいるって、すごいですよね。

◆第1段階 「禁戒(きんかい)」=ヤマ
調和的な選択をし他人との関りあいの中で、慎むべきこと。
ヤマを構成する5つの要素。
アヒンサー(非暴力)、サティヤ(正直)、アスティヤ(不盗)、ブラフマチャリヤ(禁欲)、アパリグラハ(不貧)◆第2段階「勧戒(かんかい)」=ニヤマ

自分自身とのより良い関係を結ぶために、進んでやるべきこと。

ニヤマを構成する5つの要素。
シャウチャ(清浄)、サントーシャ(知足)、タパス(苦行)、スワディヤーヤ(聖典の学習)、イーシュヴァラ・プラニダーナ(神への献身)。

◆第3段階「座法(ざほう)」=アーサナ

アーサナとはつまり、瞑想するために座り続けられる安定した座法を
身に着ける練習のこと。肩や腰や股関節にこわばりや痛みがあったら、
集中して何時間も座っていられるでしょうか?
私たちが練習しているハタ・ヨガは、瞑想に向かうための
強さと柔軟性を合わせもった身体を作るために生み出されました。

ヨーガスートラにおいてはこのアーサナを以下のように定義しています。
「座法(アーサナ)は安定していて、快適なものでなくてはならない」(Ⅱ-4)

◆第4段階「調気法(ちょうきほう)」=プラーナヤーマ

宇宙のエネルギー=プラーナ(生命力)を呼吸法によって、
コントロールする。様々に工夫された呼吸法によって、
酸素を体内に取り入れ、血液を燃焼させ、生命エネルギーに転換する作用に加え、
交感神経と副交感神経のバランスをとったり、感情とリンクして心の状態を調整します。

◆第5段階「制感(せいかん)」=プラティヤハーラ

あっちこっちに意識が飛んだり外界の情報をキャッチする
五感を制御し、内側に意識を向けること。
感覚器官が様々な刺激に支配されてしまうと、心は乱れます。
感覚を制御し、聖なるものに集中すれば、心は穏やかさを取り戻します。

◆第6段階「集中(しゅちゅう)」=ダーラナ

あちこちにさまよい易い心を一つの場所や対象物に置いて、
瞑想に向かうために訓練すること。

◆第7段階「瞑想(めいそう)」=ディヤーナ

途切れのない連続した集中状態が続くこと。
私たちが普段練習する瞑想は、ダーナラーの訓練であり、ダーラナーが絶え間なく続けば、時間と空間を超え、心は身体感覚を超えることができます。

◆第8段階「三昧(ざんまい)」=サーマディ

ヨガの最終段階は、自分の魂に到達すること。仏教では、これを<空>と言い表す。
この境地は「なにもない」という意味ではなく、直感的洞察や啓示の場であり、宇宙的意識の働く空間でもあります

どうでしょうか?何か気づくことはありませんか?

私たちが練習しているアーサナは、8段階中の3番目。
普段、分かりやすいので”ポーズ”と訳すことが多いですが、
アーサナとは、あくまでも、安定して快適に“座る”ための練習であるということです。

ただ単にヨーガの最終目的、瞑想状態が続き「私本来の魂」に気づく為の段階において
1つの手段や道具に過ぎないということです。

そのアーサナができる、できないということに一喜一憂し、
それに心を奪われてしまうことは、ヨガの本来の目的からずれてしまうことになります。

そして、アーサナの前にあるヤマ、ニヤマいうのが、実はとっても大切なヨガの基盤になる考えです。
ヤマ、二ヤマにはそれぞれ5つの項目があり、合わせて10個になりますが、

「不殺生」から始まる仏教の十戒にも通じるものがあります。
様々な宗教には戒律・規律があるように、様々な宗教の元となったとも言われている
ヨーガにも当然、守るべきルールがあるのです。

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