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2018-08-03

おばあちゃんから学ぶ、呼吸の大事さと身体を温めること

beejees / Pixabay

今日は、おばあちゃんにハーブボールを使ったマッサージをしてきました。老人養護施設で暮らしているおばあちゃんですが、先日スタッフの方から両足が異常に腫れてるので病院に連れていってくださいと連絡があり、昨日母と一緒に病院へ向かったおばあちゃん。
診断結果は「血栓症」。血液の流れをスムーズにする為の薬を処方してもらいました。
その話を聞いて、私は、推測できる原因として「呼吸の早さと冷えによる血液循環の悪さ」「運動不足」かなと思い当たったので、ハーブボールを持っておばあちゃんに逢いに行くことにしました。

快適な生活が引き起こす代償もある

昨年末から施設に入所したおばあちゃんは、クーラーの中で生活をしたことがありません。家の横に川が流れるような田舎の家に住んでいたのでクーラーが必要ではなかったのです。ですが、今年の春に大腿骨を骨折して入院してからは、季節が進み空調の中で生活する暮らしに…。

よって、軽度ではあるもののアルツハイマーが少しずつ進行し「今日は何日?」「朝か夜なのか」「どこにいるのか」あまりよくわからなくなってきました。同じ話は何度も繰り返すことは当たり前です。
でも症状は軽い方。だんだんゆっくり、でも確実に物忘れが進行している様子でした。
入院していた頃は、毎日リハビリがあったので足を動かす練習があったことが幸いし、
症状も今よりは軽かったのように思えます。
ですが、退院後の生活において病気の進行が進んだように思えました。

今年の酷暑でおいても、「寒い、寒い」と言って長袖の服を何枚も重ねて過ごしていました。
また足を骨折し退院はできたものの、施設の中ではずっと椅子の上で座ることが多くなってしまいます。

するとやっぱり、機能は衰えていくようです。
目に見えて、「顔色の悪さ」「目の玉が微細に揺れている」「皮膚の冷たさ」「声の張り合いのなさ」、そして「記憶力の低下」が、すぐに感じ取れます。私ができることを実践してみました。

呼吸の大切さを伝える

実際に下半身を見てみると膝から下が、象の足のようにパンパンにはれ上がっています。手で押すと指のあとがハッキリ残るくらい。まるで水膨れが膝から全体にあるような状態。
おばあちゃん曰く「ズボン履くのも一苦労やで。足が入らんし、靴も入らへん」と。

まずは「お手当て」
私たちは微細なエネルギーで構成されています。
その力を借りて、優しく擦ってマッサージ。
足の指を回し、足の裏と甲のツボを押してみる。それから、経絡のケアを。

それから「呼吸法とストレッチ」
息を吐くときは、大きな口を開けて「ハぁー」と声を出しながら口から吐き、息を吸うときは、鼻から吸う。

慣れてきたら、息を吸いながら両手万歳、吐きながら両手を降ろす。膝の関節も、吸いながら膝を伸ばし、吐きながら緩める。

これだけで、足の浮腫みが引いてきました
そして何より手足のつま先が、本人を実感する程温かくなってきたのです。

単純な動きと呼吸なのに、こんなにも効果があるの?と私も驚きました。

ハーブボールを使って身体を芯から温める

ハーブボールを使って、マルマポイント(アーユルヴェーダの急所のこと
(中医学では経絡の考えの元になったもの))を暖めていきました。
ゆっくりじっくり、浮腫みの酷い下半身とお腹を緩めて温めて…。

おばあちゃんは知らぬ合間に「ウトウト…zzz」夢の中にいっていました。
終わる頃におばあちゃんが目を覚まし、「気持ちええわぁ~。温かいよぉ」と喜んでくれました。

施術後に見せた驚きの変化

全部終わった後におばあちゃんと話をしていたら、
まず「お腹の周りはカッカッする!。ポカポカやわ~」と。

また発言が「次いつ来てくれる?」笑。

驚いたことはまず、話し方が変わったこと
それまでは「覇気がない」というか「弱弱しい感じ」だったのが
目を合わせて「これめっちゃいいやん!いつ来てくれんの?」
「おばあちゃん嬉しいわあ!」とハッキリと言ってくれました。

またその時の目の動きは、しっかり私を捉えながら。

明らかに、手も顔も血色が良くなり、おもしろいことに
おばあちゃん元気になったわと肩を回すしぐさまで。笑。

一緒に行っていた母も、びっくりした様子でした。
だって、「まさかこんなにも!?」と驚く程に元気になってくれたからです。
「温かくなったから」と重ねていた服を1枚脱ぎ、「身体が軽い」と動き出す程。

理論の中ではわかっていたことが、
こんなに明らかに変化を見せてくれて私自身もとても嬉しくなった時間でした。

加齢と共に増えるドーシャ

アーユルヴェーダの概念の中に、各年齢期に増えやすいドーシャがあります。
60代からはヴァータ(空+風)のエネルギーが増えると言われます。

ヴァータの代表的な質が「冷性」「乾燥性」「移動性」

運搬エネルギーを司るドーシャなので、例えば呼吸や血液、リンパを運搬すること、
心臓を動かす事、神経伝達などの役割を担っています。

「冷性」「乾燥性」「移動性」の性質が増していき、
運搬すること等の役割が鈍くなっていくと考えられています。

年齢を重ねていくごとに、体が冷えたり、肌がカサカサして、皺が増えたり、
物忘れが激しくなったり、身体の機能が少しずつ動きにくくなってくるのは、
ヴァータのドーシャが増えるからと、4000年以上も前から言われているのです。

(膝関節、股関節、肩関節が硬くなってくるのも加齢と共に生じる症状です。
ですから、関節を使った運動習慣をつけることを、私はおすすめします。)

そのバランスを取る為の方法は、反対の性質をとること
私がおばあちゃんにできたことは、
「身体を温めること」「潤いを与えること」「ゆっくりと呼吸をすること」

ただそれだけですが、目に見えて即効性のある変化を与えてくれました。

おばあちゃんが教えてくれたアーユルヴェーダの実践

私は何も特別なことはしていません。
単純に「冷えてたら、温める」、「潤いを与える」「ゆっくり呼吸する」。
それだけ。

ただ、大事なことは「便利な生活が、身体にとっては良いと限らない」
暑い時は汗をかく、寒い時は体を動かして体を温める。
明るくなったら起きて、暗くなったら寝る事。
季節の変化を敏感に感じること。

私たちも自然界と同じ、五元素で構成されています。
人間には、五元素から派生した感覚器官が与えられており、
“その感覚器官が作用しなくなると、私達の人間の機能も徐々に失われていくということ”が私の中では明確になりました。

生活は便利に快適になっていくけれど、
私たち人間の身体は、何千年も前から一切変わっていないのです。
ただ環境に順応しているだけ。

つまり、無理を生じさせているということ。

その結果、昔はなかった病気が発生しているのだそうです。
がん、更年期障害、不眠症などが代表的なもの。

あまり無理をさせないように、自分で自分をコントロールして、積極的に「休むこと」は大切にしたいものですね。

私たちはロボットではありません。
できることは限られているのです。
燃費の悪い車は早く壊れてしまうのと同じように、私達の身体も燃費よく進むために
のんびりペースで進むほうがいいのかも知れません。

話がそれましたが笑

自分の身体を、自分でケアする簡単な方法として
「呼吸法」「身体を温めること」「自然の感じて暮らすこと」

皆さんも意識的に実践をしつつ、長い人生を元気に過ごしていきましょう。
これらの実践の大切さをヨガとアーユルヴェーダの教えを通して伝えていけたらと今日は強く思いました。

おまけ:ハーブボールを使ったケア

アーユルヴェーディックヨガセラピーのクラスでは
ハーブボールを使ったお休みの時間を楽しんで頂いています。
また、ハーブボールのマッサージを受けたいという冷え性や不眠症等にお悩みの方は、
個人的に施術させて頂きますのでお問合せくださいませ。

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